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2024-08-08 |
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今秋の野外行事予定
令和6年6月8日(土)の通常総会(下段参照)で決定した秋季の行事日程を、以下にお知らせ致します。昨年までに参加された方には別途ご案内が参りますが、会員の皆様には是非ご参加頂けますよう、よろしくお願い致します。
〇 松尾鉱山跡地 育樹イベント 計3回
9月7日(土)、10月5日(土)
いずれも9:30松尾B堆積場集合(アスピーテラインの御在所スノーシェードを30m過ぎた左側の当会のぼり旗の箇所を入る)、昼に解散です。小雨決行です。各種広葉樹の植樹、ヤマハンノキ、アキグミの剪定、刈払い、残存木調査、忌避剤塗布などを行います。
会員外を含め個人・団体の追加申し込を随時歓迎します。参加日7日前までに事務所へ申し込み願います。当日飛入り参加も可。
〇 中津川上流の間伐運動会 計3回
9月21日(土)準備活動、9月28日(土)、10月6日(日)
イヌワシ保護のための伐開地整備、枝打ち、ノウサギ隠れ家やシカの侵入防止柵の補修、センサーカメラチェック、丸太搬出などを行います。銭掛上流のよろこび橋9:00集合です。昼食持参。小雨決行です。本活動はいわての森林づくり県民税の補助事業に採択されています。昨年はノウサギ隠れ家の利用が多く確認され、保護活動の効果が出ていました。参加申し込みは9月14日(土)までに、参加日を明示して事務所へFAX等で連絡願います。
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2024-08-08 |
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東北環境研 2024年度 通常総会 報告
当研究会の2024年度通常総会は 6月8日(土)15:00から盛岡城跡公園前の教育会館2階ホールB会議室にて開催されました。正会員81名のうち本人出席13名、委任状47名で過半数となりました。賛助会員も4団体参加頂きました。総会は次頁の式次第により、予め会員にお送りした資料に基づき滞りなく説明・質疑・報告が行われ、議案について特に意見は無く、原案のまま承認されました。今期役員の改選等は有りません。
その他の報告事項として、①横浜市の馬淵建設から100haの落葉広葉樹林(一関市大東町)をイヌワシ保護区として貸与頂くこと、②風力発電事業の猛禽類調査でNPOによる事業者との共同調査を支援すること、③クマ被害防除実験を自主研究として開始することなどが報告され、会場からは雫石町などのイノシシ被害の防除法研究について要望がありました。
昨年に引き続き多くの活動を展開する予定です。なお、森林・環境フォーラムや研究懇話会のテーマについて皆様のご希望をお寄せください。自主研究(10万円補助)も募集中です。
写真1 総会後の集合写真
総 会 次 第
1. 開会・司会 浅沼晟吾副会長
2. 会長挨拶 由井正敏会長
3. 会議成立報告 木村尚史専務理事
4. 議長選出 豊川海介会員
5. 書記指名 木村専務理事
6. 議事録署名人選任 浅沼晟吾理事・西岡祐介理事
7. 議事
7-1 審議事項
議案第1号 令和5年度に係る貸借対照表、正味財産増減計算書、財産目録等について 承認
議案第2号 その他 なし
7-2 報告事項
その1 令和5年度事業報告について
その2 令和6年度事業計画及び収支予算について
その3 補足の報告
8. 閉会挨拶 浅沼晟吾副会長
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2024-08-08 |
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馬淵建設(株)から100haのイヌワシ保護区貸与
今年の3月に横浜市の馬淵建設より「大鉢森山一帯100haの森林をイヌワシ保護のために提供する」との連絡が当会に来ました。場所は一関市大東町の大鉢森山付近で、保安林には該当しません。その後、同社と協議した結果、当面は無償貸与の形で管理協議会を設置し、イヌワシ保護のため持続的に保全・活用を図ることにしました。現地は東西400m、南北2500m位で尾根に近い標高600-700mの平坦地形。ごく一部にスギ人工林があるほかは大半が50年生位の落葉広葉樹林。イヌワシ営巣地はそれらの森林からは離れた位置にある。全域が岩手県イヌワシレッドゾーン内にあります。
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写真3 現地視察 24.7.20
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ブナ、ミズナラ、アカマツが生育する
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写真4 山がっこの大広間での協議会
7月20日(土)13:30から関係団体と現地視察(越路峠付近 写真3)を行い、その後に麓の京津畑集落にある「山がっこ」において管理協議会の仮発足の会合(写真4)を開きました。参加団体は、東北環境研、日本野鳥の会北上支部及びもりおか支部、日本鳥類保護連盟岩手県支部、京津畑自治会、地域おこし協力隊、馬淵建設など。オブザーバーとして一関市市役所(林政推進課長)、日本野鳥の会本部(田尻浩伸自然保護室長)、岩手県環境保健研究センター(前田琢上席研究員)など、総勢34名が参加しました。当面は東北環境研が事務局を担当し(事務局長:当会西岡祐介理事)、管理協議会会長を当会の由井会長、副会長を菊池宏氏(京津畑自治会副会長)などが務めることになりました。保護区の名称は「京津畑まぶちの森」とし、当初は日本鳥類保護連盟のバードピアに登録することとしました。
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2024-08-08 |
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KDDI東北総支社などからイヌワシ基金贈呈
KDDI東北総支社の社員の皆様がボランティア等の社会貢献活動を行った際に積み立てたポイントを、年に一度同社が金額換算し、それを社員の推薦団体に寄付する「+αプロジェクト」の本年度寄付対象に当会が選定されました。贈呈式が7月30日(火)13:30から巣子の当会事務所で行われ、阿部博則総支社長から由井会長へ目録が授与されました(写真5)。今回は、当会のイヌワシ保護のための間伐による餌狩場造成や巣の補修などを支援する寄付金として頂きました。これを励みに、一層の活動推進を図る所存です。どうもありがとうございました。岩手日報社、岩手林業新報社が当日取材に来ました。
なお、盛岡動物公園(Zoomo)に設置したアサヒ飲料自販機の売り上げからも、今春にイヌワシ基金を頂いております。厚く御礼申し上げます。
写真5 KDDIから目録の授与 24.7.30
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2024-08-08 |
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松尾鉱山跡地の植樹イベント(1回目)のご報告
2024年7月6日(土)に今年1回目の植樹イベントを松尾鉱山跡地のいつものフィールド(B堆積場)で実施しました。岩手県立大学地域社会・環境コース14名(うち学生10名)、興林ほかコンサル計4名など計23名が参集し(写真2)、約100本の落葉広葉樹苗木を平成21年(2009年)の盛岡信金植栽地に補植しました。皆様どうもありがとうございました。午後は学生実習を兼ねて同植栽地の樹木の高さなどを測定しました。ヤマハンノキは最大12mを越え、樹下に植えられたブナ、ミズナラの生存も確認できました。ツキノワグマの寝床が沢山あって、小グマも目撃されました。作業開始前には爆竹を毎回鳴らしています。
写真2 松尾育樹イベント
集合写真(2024.7.6)
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2024-04-22 |
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東北環境研 令和6年度 通常総会のご案内
日時:令和6年6月8日(土)15:00より
場所:教育会館(盛岡城跡公園前)2階ホールB会議室
会員の皆さまへはおって、総会資料、出欠兼委任状はがき等をお送りいたしますので、皆様のご参加をお願いいたします。
今年度の当会の行事日程は正式にはその総会で決定されますが、予め日程を確保頂くために、予定されている行事日程を下記に載せておきます。
〇 松尾鉱山跡地 育樹イベント
7月6日(土)、9月7日(土)、10月5日(土)
〇 中津川上流の間伐運動会
9月21日(土)準備活動、9月28日(土)、10月6日(日)
昨年行事の報告 つづき
〇釜石根浜海岸林の整備
令和5年6月5日に、釜石市の根浜海岸で当会島田直明理事の指導のもと、釜石東中学生が参加して、津波から生き残ったマツ林一帯で、次世代の海岸林を育成するための環境整備(雑草駆除やゴミ拾い)を行いました。当会からバス代を補助しました。
〇巣箱つくり教室
令和5年11月25日に滝沢市内のつばめ幼稚園にて巣箱つくり教室を開催しました。園児5名、講師など7名で、中津川間伐運動会の間伐材から製材(マルヒ製材の支援)した板で10箱作りました。
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2023-12-07 |
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2023年秋季行事の報告
〇 中津川上流 猛禽類保護のための間伐運動会
当会が事務局を務めるイーハトーブ盛岡保全管理協議会のイベントとして、いわての森林づくり県民税及び当会のイヌワシ基金を活用して間伐運動会を行いました。コロナ対策のため作業開始前に体温チェックを実施しました。場所は中津川上流のエクソンモービル石油野鳥保護区(日本野鳥の会所有地でイーハトーブ盛岡が管理)で、当会会員の他、野鳥の会もりおか、岩手大学野鳥の会、山仕事くらぶ、盛岡市役所などの皆さんが参加しました。1998年に作業を開始してから26年目に入りました。
◇ 準備活動 9月16日(土)
6名が参加し、10月の本番に備えて道路の草刈りや駐車帯整備、シカ侵入防止器具の点検、及びセンサーカメラのチェックなどを行いました(写真-1)。
写真-1 2023.9.16間伐運動会 準備 写真-2 同10.1 間伐運動会 一回目
◇ 第一回目10月1日(日)
8名が参加し(写真-2)、支障木の伐採、伐開地の点検、記念碑の清掃などを行いました。
◇ 第二回目10月7日(土)
21名が参加して(写真-3)、伐開路の下刈り(写真-4)と階段補修、防鹿柵の交換設置を行うとともに、ノウサギ隠れ家の修理を行いました。今期、ノウサギが増えたためかセンサーカメラ(10秒動画撮影)には計6回、ノウサギが写っていました(写真-5)。これまでは撮影0匹でしたので、伐開地整備の効果が出ていると考えます。日本野鳥の会本部からも田尻自然保護室長と高橋さんも参加頂きました。
写真-3 2023.10.7 間伐運動会 二回目集合写真 写真-4 同10.7 学生陣の下刈り 写真-5 隠れ家から飛び出したノウサギ
(2023.1月11日20:05目が光っている)
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2023-12-07 |
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〇 松尾鉱山跡地 育樹イベント
国有林との「悠々の森協定」に基づき2005年から市民を交えて八幡平松尾鉱山跡地で緑化事業を行っています。今年の第一回目(7月1日)はニュ-ス第108号で報告したように42名が参加して約200本の広葉樹を植えました。今秋は9月2日(土)、9月30日(土)に実施しました。
◇ 第二回目 9月2日(土)
12名が参加し(写真-6)、これまでに植えたミズナラ,ブナなどの苗木周囲の下刈り、ハンノキの枝打ち、ササの下刈りや番号付けを行いました。9月19日にも補足調査を実施しました。
写真-6 松尾二回目2023.9.2 写真-7 松尾三回目 同.9.30
◇ 第三回目 9月30日(土)
10名が参加し(写真-7)、7月に植えた苗木にノウサギ食害防止用の忌避剤を塗り、健康状態をチェックしました。今回は珍しくノネズミ食害も10%ほど発生しました。その他、植えた苗木の経年変化を把握するため20mx20mのコドラートを2カ所設置しました(写真-8)。
写真-8 松尾鉱山跡地でコドラート設置 写真-9 外山学習林の整備2023.7.4
〇外山学習林の整備
滝沢市環境パートナーシップの活動の一環として、2015年から開始している外山学習林の整備活用のために、山仕事くらぶの支援を受けて7月4日に下刈りを行いました(写真-9)。
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2023-07-18 |
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松尾鉱山跡地 植樹イベント 今期第一回目の報告
2023年7月1日(土)に今期1回目の植樹イベントを松尾鉱山跡地のいつものフィールド(B堆積場)で実施しました。積水メディカル22名(ご家族連れ)、岩手県立大学地域社会・環境コース10名(学生6名)、興林2名のほか、会員外の方の参加を含めて42名が参集し(下記集合写真)、平成21年植栽区の樹下に約200本の苗木を植えました。オオジシギ、カッコウ、ホトトギスなどが鳴いて歓迎する中、丁寧に植え付けて頂きどうもありがとうございました。午後は県立大学の学生実習を兼ねて平成21年植栽の樹木の高さなどを測定しました。ヤマハンノキは最大12.5mを越え、木陰に植えたブナ、ミズナラ、ナナカマドなどは3mに達するものがありました。
松尾鉱山跡地の植樹イベント(2023.7.1撮影)
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2023-07-18 |
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東北環境研 2023年度 通常総会 報告
当研究会の2023年度通常総会は 5月28日(日)15:00から市内不来方城前の農林会館7階大会議室にて開催されました。正会員84名のうち本人出席9名、委任状54名で過半数となりました。賛助会員も1団体参加頂きました。長年苦しんだ新型コロナウィルスへの対応は規制解除により無しとなりました。
総会は会員の豊川海介氏を議長に、以下の式次第により予め会員にお送りした資料に基づき滞りなく説明・質疑・報告が行われ、議案の骨格について特に意見は無く、原案のまま承認されました。今期は役員の改選があり、下欄のスタッフとなりましたので、よろしくお願い致します。昨年に引き続き多くの活動を展開する予定です。なお、森林・環境フォーラムや研究懇話会のテーマについて皆様のご希望をお寄せください。自主研究(10万円補助)も募集中です。
総 会 次 第
1. 開会・進行 浅沼晟吾理事 2. 会長挨拶 由井正敏会長
3. 総会成立報告 木村尚史専務理事 4. 議長選出 豊川海介会員
5. 書記指名 木村専務理事 6. 議事録署名人選任 浅沼晟吾・西岡祐介理事
7. 議事
7-1 審議事項 議案第1号 令和4年度に係る貸借対照表、正味財産増減計算書、財産目録等について 承認
議案第2号 令和5年度及び6年度理事及び監事の選任について 承認
7-2 報告事項 1 令和4年度事業報告について 2 令和5年度事業計画及び収支予算について
8. 閉会 浅沼副会長
新役員名簿 会長 由井正敏 副会長 浅沼晟吾(新任) 専務理事 木村尚史
理事 工藤公也・小林光憲(新任)・佐賀耕太郎・島田直明・伊達功・西岡祐介(兼事務局長)
監事 千田壽光・及川博康
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2023-06-13 |
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2023年度 野外イベントの日程のお知らせ
〇 松尾鉱山跡地 育樹イベント
7月1日(土)、9月2日(土)、9月30日(土)
いずれも9:30に例年と同じ松尾鉱山跡地B堆積場集合です。
アスピーテラインの新地熱発電所の手前200m左折で舗装道を1km。
参加希望者は事務所まで連絡ください。
〇 中津川上流の間伐運動会
9月16日(土)準備活動、10月1日(日)、10月7日(土)
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2023-05-18 |
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東北環境研 令和5年度 通常総会のご案内
日時:令和5年5月28日(日)15:00より
場所:農林会館(菜園の城跡前)7階 大会議室
会員、賛助会員の皆様へ総会資料、出欠兼委任状はがきをお送りいたしましたので、皆様のご参加をお願いいたします。返信用はがきは22日までに投函ください。
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2023-02-13 |
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早池峰山が危ない
早池峰山の登山路周辺の損傷や崩壊については、当会の自主研究成果報告書20号(令和2年発刊)に「早池峰の白髭水」と題して湯浅俊行会員が写真記録をまとめています。今回は、田村俊和東北大学名誉教授に崩壊のメカニズムを分かりやすく解説して頂きました。登山者による小石の蹴落としが斜面崩落につながることが分かります。崩壊危険カ所への立ち入り規制、入山者数を抑制するための登山料徴収やシカ対策の強化などが必要です。
図をクリックすると拡大できます。
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2022-12-05 |
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東北環境研 2022年秋季行事のご報告
〇 中津川上流 猛禽類保護のための間伐運動会
いわての森林づくり県民税及び当会のイヌワシ基金を活用して間伐運動会を行いました。コロナ対策のためワクチンを既定回数接種済みの人に絞って実施しました。場所は中津川上流のエクソンモービル石油野鳥保護区(日本野鳥の会所有地でイーハトーブ盛岡が管理)で、当会会員の他、野鳥の会もりおか、岩手大学野鳥の会、山仕事くらぶ、盛岡市役所などの皆さんが参加しました。1998年に作業を開始してから25年目になりました。
◇ 準備活動 9月17日(土)
9名が参加し、10月の本番に備えて道路の草刈りやロープ張り、シカ侵入防止器具の点検、及びセンサーカメラのチェックなどを行いました。
◇ 第一回目10月2日(日)
19名が参加し(写真1)、約50個の作業路用ステップの移設、駐車敷の設定、伐開地の下刈りを行うとともに、搬出丸太を加工して(写真2)、トーチ(後記の写真3)やスツールを作りました。
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写真1 2022.10.2間伐運動会 一回目集合写真
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写真2 間伐材の加工作業
◇第二回目10月8日(土)
25名が参加して(写真4)、伐開路の下刈り(写真5)、防鹿柵の修理と柵の延長作業を行うとともに、ノウサギ隠れ家の修理を行いました。この時期に低木の下刈りを行うと、翌年の萌芽が多くなり、ノウサギにとっておいしい餌資源が供給されます。秋期の刈払いや幅5-7mの列状間伐は(15m幅の伐採より)ノウサギを多く誘引できるようです(保全生態学研究2017小林ら)。防鹿柵の整備により伐開路のシカのフン数はかなり減ってきました。
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写真4 2022.10.8 間伐運動会 二回目集合写真
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写真5 間伐列の下刈り作業 2022.10.8
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写真3 出来上がったトーチ。イヌワシ基金マークを刻印しスツールとともに希望者に販売します。
〇 松尾鉱山跡地 育樹イベント
国有林との「悠々の森協定」に基づき永年にわたり八幡平で緑化事業を行っています。今年の第一回目(7月2日)はニュ-ス第105号で報告したように46名が参加して186本の広葉樹を植えました。今秋は9月3日(土)、10月1日(日)に実施しました。
◇ 第二回目 9月3日(土)
7名が参加し(写真6)、これまでに植えたミズナラ苗の下刈りや番号付けを行いました。3mを越える木もありますが、ノウサギにかじられたり被圧により消失した苗もあります。
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写真6 松尾2022.9.3
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写真7 松尾 2022.10.1
◇ 第三回目 10月1日(土)
飛び入りの方を含め10名が参加し(写真7)、7月に植えた苗木に忌避剤を塗り、健康状態をチェックしました。ブナ苗はノウサギに頂部を切りとられる被害が多く見られたので、植えた際に忌避剤を塗るのがよさそうです。その他、来年に追加の植樹を行う予定の2005年植栽区で枝打ちや作業路伐開(興林等3名で実施)を行いました。
〇外山学習林の整備
滝沢市環境パートナーシップの活動の一環として、2015年から開始している外山学習林の整備活用のために、山仕事くらぶの支援を受けて8月6日に下刈りを行いました(写真8,9)。最近はコロナ禍のため学童とのイベントが開催できず残念です。
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写真8 外山学習林整備ご一行2022.8.6
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写真9 同 下刈り作業2022.8.6
〇 イヌワシ巣の補修
9月23日に環境省からの委託事業に協力して、岩手県環保センターと共に岩手県東南部のイヌワシ樹上巣のツル伐りを行いました。また、10月9日には秋田県東部の絶壁にあるイヌワシの巣内に落下した岩石の除去を行いました(写真10,11)。
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写真10 秋田県東部の絶壁で巣の補修 2022.10.9
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写真11 同 補修後の巣
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2022-08-25 |
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今秋の野外活動の予定のお知らせ
岩手県は新型コロナウィルス感染症に関して県独自の緊急事態宣言を出しておりませんが、感染拡大防止のため基本的対策の徹底を呼び掛けています。当会の本年度のイベントも当面野外活動に絞って実施しておりますが、往復時や活動時の3密状態が懸念されることから、年齢等によるワクチンの既定回数接種者に絞って実施することにいたします。既定回数とは65歳以上あるいは基礎疾患のある方で4回、65歳未満の方で3回接種済みとなります。
○松尾鉱山跡地 育樹イベント
すでに7月2日(次ページ参照)分は実施済みですが、今秋の予定は以下の通りです。
9月3日(土)及び10月1日(土)
いずれも9:30に、いつもの松尾B堆積場集合(アスピーテラインの御在所スノーシェードを30m過ぎた左側の当会のぼり旗の箇所を入る)、昼に解散です。小雨決行です。各種広葉樹の植樹、ヤマハンノキ、アキグミの剪定、ミズナラ苗周囲の刈払いや活着度調査などを行います。
会員の方及び会員外の方で参加希望の方が居られましたら事務所に各々1週間前までに連絡ください。飛び込み参加もOKです。
〇 中津川上流 間伐運動会 計2回+準備日
9月17日(土) 準備活動
10月2日(日)、10月8日(土)
イヌワシ保護のための伐開地整備、枝打ち、ノウサギ隠れ家やシカの侵入防止柵の補修、センサーカメラチェック、丸太搬出などを行います。よろこび橋9:00集合です。昼食持参。本活動はいわての森林づくり県民税の補助事業に採択されています。なお、5月20日の事前調査では、ノウサギ隠れ家10個のほぼすべてでノウサギフンが確認され、整備の効果が出ていました。
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2022-08-25 |
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〇 松尾鉱山跡地の植樹イベント(1回目)のご報告
2022年7月2日(土)に今年1回目の植樹イベントを松尾鉱山跡地のいつものフィールド(B堆積場)で実施しました。積水メディカル19名(ご家族連れ)、岩手県立大学地域社会・環境コース15名(学生10名)、興林2名のほか、飛び込み参加を含めて46名が参集し、約186本の苗木を植えました。どうもありがとうございました。午後は学生実習を兼ねて平成18-20年植栽の樹木の高さなどを測定しました。ヤマハンノキは最大10mを越え、自然播種の実生も増えてきました。
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2022.7.2 松尾 集合写真
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積水メディカル 女性チーム
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県立大学 学生チーム
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2022-06-03 |
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今年の野外活動日程のお知らせ
5月28日の通常総会で決定された各種の行事日程を以下に掲載します。今年もコロナの関係で本格スタートが7月2日となります。昨年までに参加された方には別途ご案内が参りますが、会員の皆様には是非ご参加頂けますよう、よろしくお願い致します。
○松尾鉱山跡地 育樹イベントご案内 計3回
7月2日(土)[予備日7月3日]、9月3日(土)、10月1日(土)
いずれも9:30松尾B堆積場集合(アスピーテラインの御在所スノーシェードを30m過ぎた左側の当会のぼり旗の箇所を入る)、昼に解散です。小雨決行です。各種広葉樹の植樹、ヤマハンノキ、アキグミの剪定、刈払い、既往植樹木の測定(県立大と共同)などを行います。
一回目の参加申し込みは別途実施中ですが、会員外を含め個人・団体の追加申し込を随時歓迎します。参加日7日前までに事務所へ申し込み願います。当日飛入り参加も可。
○中津川上流 間伐運動会 計2回+準備日 詳しくは次号に案内
10月2日(日)、10月8日(土) 準備活動は9月17日(土)
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2022-06-03 |
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東北環境研 2022年度 通常総会 報告
当研究会の2022年度通常総会は 5月28日(土)15:00から市内中央通りのエスポワールいわて3階特別ホールにて開催されました。正会員94名のうち本人出席14名、委任状51名で過半数となりました。賛助会員も4団体参加頂きました。岩手県ではまだ新型コロナウィルス感染が止まない中ですが、ワクチン3回以上接種の方に限定して参加頂きました。総会は次頁の式次第により、予め会員にお送りした資料に基づき滞りなく説明・質疑・報告が行われ、議案について特に意見は無く、原案のまま承認されました。今期役員の改選等は有りません。昨年に引き続き多くの活動を展開する予定です。なお、森林・環境フォーラムや研究懇話会のテーマについて皆様のご希望をお寄せください。
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ゆとりの配席
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一瞬マスクを外して記念写真
総 会 次 第
1. 開会 高橋薫副会長 ・ 司会 浅沼晟吾理事
2. 会長挨拶 由井正敏会長
3. 会議成立報告 木村尚史専務理事
4. 議長選出 豊川海介会員
5. 書記指名 木村専務理事
6. 議事録署名人選任 浅沼晟吾・工藤公也理事
7. 議事 7-1 審議事項
議案第1号 令和3年度に係る貸借対照表、正味財産増減計算書、財産目録等について 承認
議案第2号 その他 なし
7-2 報告事項
その1 令和3年度事業報告について
その2 令和4年度事業計画及び収支予算について
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2021-11-26 |
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東北環境研 2021年秋季行事のご報告
〇 中津川上流 猛禽類保護のための間伐運動会
当会が事務局を務めるイーハトーブ盛岡協議会のイベントとして、イヌワシ基金を活用して間伐運動会の行事を行いましたが、今年はコロナ対策のためワクチン接種済みの人に絞って小規模に2回実施しました。場所は中津川上流のエクソンモービル石油野鳥保護区(日本野鳥の会所有地でイーハトーブ盛岡が管理)で、当会と野鳥の会の役員が参加しました。当初予定した10月3日は中止し、また申請していたいわての森林づくり県民税はキャンセルしました。
◇ 第一回目 9月20日(月)
当初予定した18日に台風が来たため、急遽20日(月:敬老の日)に繰り延べて実施しました。精鋭?5名が参加し(写真1)、通路の下刈り、シカ等のフン数カウント、ノウサギ隠れ家のチェック、及びセンサーカメラ2台のセットを行いました。ノウサギ隠れ家6個のうち2個でノウサギのフン各1個を発見しました(写真2)。シカのフンはまだかなり多く確認されました。センサーカメラをクマにいたずらされないように、ヘビ粉を樹幹に塗り、さらに胡椒ビンにヘビ粉を入れて吊るしておきました(写真3)。
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写真1 第一回 集合写真
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写真2 隠れ家でノウサギ糞発見
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写真3 センサーカメラとヘビ粉
◇ 第二回目10月9日(土)
5名が参加して(写真4)、防護柵の修理と柵の延長作業を行うとともに、9月20日にセットしたセンサーカメラ2台のSDカードの回収と再セットを行いました。SDカードにはシカの他、タヌキ、アナグマ、ハクビシンが写っていました(写真5~8参照)。ヘビ粉を塗ったためかクマは出ませんでした(今期、付近のナラ類は不作ですがクリは並作です)。
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写真4 第二回 集合写真
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写真5 シカ
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写真6 タヌキ
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写真7アナグマ
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写真8 ハクビシン(夜間出現)
〇 松尾鉱山跡地 育樹イベント
国有林との悠々の森協定に基づき永年にわたり緑化事業を行っています。今年の6月5日と7月3日分はすでに報告したように通常通り実施しましたが、今秋はコロナ対策のため縮小して9月4日(土)、10月2日(土)に役員を中心に10:00から実施しました。
◇ 第三回目 9月4日(土)
年度ごとの植樹カ所を示す標識杭が腐朽して折れたりクマにかじられて見えなくなっているので更新作業を行いました(写真9、10)。ヤブがかなり繁茂したため側溝や集水桝に落ちる人もいてかなり大変でした。
◇ 第四回目 10月2日(土)
夏に植えた苗木のうち約130本への忌避剤塗りや標識杭の補充作業などを行いました(写真11)。ヤブを漕いでいる途中で野鳥の巣を発見しました(写真12)。モズの古巣でしたが、この植栽区で鳥の巣を確認したのは初めてです。以前植えたサクラ類の成長は遅いのですが、獣害避けの網囲いの中のウワミズザクラは2mほどに育っていました(写真13)。アキグミは豊作で、それを食べに来たクマのフンや寝床が沢山ありました。
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写真9. 2021.9.4 松尾集合写真
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写真10. 標識杭打ち
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写真11. 2021.10.2 集合写真
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写真12 モズの巣
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写真13. 2mに達したウワミズザクラ 下部に網囲いあり
□ イヌワシ巣の補修
9月25日に当会(イヌワシ基金使用)及び岩手県(自然保護課と環保センター)との共催で岩手県中部のイヌワシ樹上巣にクマ避けのトタン張りを行いました(写真14)。昨年、ヒナが途中で餓死し、幹には中段までクマの爪痕がありました。今期も巣材はかなり積まれていました。
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写真14
上下2枚を6名で2時間かけてセッ
トしました。はるか樹上にも1人い
ます。
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2021-07-12 |
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松尾鉱山跡地 植樹イベント第2回目報告
2021年7月3日(土)に今年2回目の植樹イベントを松尾鉱山跡地のいつものフィールドで実施しました。積水メディカル23名(ご家族連れ)、岩手県立大学12名(学生10名)、興林2名のほか、飛び込み参加を含めて48名が参集し、カッコウの鳴く霧の中、約200本の苗木を植えました。どうもありがとうございました。午後は学生実習を兼ねて平成18-20年植栽の樹木の高さなどを測定しました。ヤマハンノキは最大10mに達していました。ブナも2mまで育った木がありました。当日の写真4枚を下記に掲載します。
なお、今年は9月4日(土)と10月2日(土)にも育樹イベントを同所で9:30から行いますので、ご参加をよろしくお願い致します。
①ガスの中で積水メディカルチーム他の集合写真 (2021.7.3)
②家族で記念植樹 ③測樹の学生実習
④県立大学ご一行 集合写真 (2021.7.3)
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2021-06-09 |
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今年の野外活動日程のお知らせ
5月29日の総会で決定された各種の行事日程を以下に掲載します。今年もコロナの関係で本格スタートが7月3日となりますが、松尾植樹の準備活動は6月5日(土)に実施済みです。昨年までに参加された方には別途ご案内が参りますが、会員の皆様には是非ご参加頂けますよう、よろしくお願い致します。
○松尾鉱山跡地 育樹イベントご案内 計4回
6月5日(土:実施済み),7月3日(土)[予備日7月4日]、9月4日(土)、10月2日(土)
いずれも9:30松尾B堆積場集合(アスピーテラインの御在所スノーシェードを30m過ぎた左側の当会のぼり旗の箇所を入る)、昼に解散です。小雨決行です。各種広葉樹の植樹、ヤマハンノキ、アキグミの剪定、刈払い、既往植樹木の測定(県立大と共同)などを行います。
会員外を含め個人・団体の追加申し込を随時歓迎します。参加日7日前までに事務所へ申し込み願います。当日飛入り参加も可。
○中津川上流 間伐運動会 計2回+準備日
10月3日(日)、10月9日(土) 準備活動は9月18日(土)
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2021-06-09 |
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東北環境研 2021年度 通常総会 報告
当研究会の2021年度通常総会は 5月29日(土)15:00から滝沢市葉ノ木沢山活動センター2階会議室にて開催されました。正会員97名のうち本人出席11名、委任状57名で過半数となりました。岩手県では新型コロナウィルス感染が止まないため、役員・議長以外は全員委任状による参加とさせて頂きました。総会は次頁の式次第により、予め会員にお送りした資料に基づき滞りなく説明・質疑・報告が行われ、議案については会員からの事前の意見は無く、原案のまま承認されました。役員はほぼ全員再任で、監事1名が広野氏から及川氏に交代です。昨年に引き続き多くの活動を展開する予定です。なお、森林・環境フォーラムや研究懇話会のテーマは未定ですので、皆様のご希望をお寄せください。
2年続きのこじんまり総会
総 会 次 第
1. 開会 高橋薫副会長 ・ 進行 浅沼晟吾理事
2. 会長挨拶 由井正敏会長
3. 会議成立報告 木村尚史専務理事
4. 議長選出 豊川海介会員
5. 書記指名 木村専務理事
6. 議事録署名人選任 浅沼晟吾・工藤公也理事
7-1 審議事項
議案第1号 令和2年度に係る貸借対照表、正味財産増減計算書、財産目録等
について 承認
議案第2号 令和3年度及び4年度 理事及び幹事の選任について 承認
議案第3号 その他 なし
7-2 報告事項
その1 令和2年度事業報告について
その2 令和3年度事業計画及び収支予算について
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2021-05-07 |
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令和3年度総会のご案内
今期の(一社)東北環境研の総会は5月29日(土)15:00より、滝沢市葉の木沢山にある活動センター(旧滝沢勤労青少年ホ―ム)で開催致します。新型コロナ感染防止の観点から昨年同様、委任状提出により役員を主体に開催いたしますので、ご了承ください。総会資料及び委任状は、近々会員各位にお送りいたします。
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2021-03-01 |
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2020年度 行事報告
1.松尾鉱山跡地の育樹イベント
7月5日、9月5日に続き10月4日に3回目のイベントを行いました。広葉樹の補植、下刈り、既往植栽木の測定や、忌避剤塗りなどを行いました。昨年移植したヤマナラシは新芽が出ている個体が数本確認されました。
2.中津川上流 猛禽類保護のための間伐運動会
イーハトーブ盛岡協議会(当会、日本野鳥の会もりおか、岩手大学野鳥の会)が共同で、イヌワシ基金といわての森林づくり県民税を活用して間伐運動会を行いました。今年は準備活動を含め山仕事くらぶの伐採支援を得て3回(9.19、10.3、10.10)実施しました。
強化プラスティック製のしゅらで間伐丸太の搬出
延べ78名が参加し間伐路の刈払い、枝打ち、ノウサギの隠れ家造り(新設4個、補修6個)、シカ柵補修などを行いました。そして最後は巣箱作成用丸太の搬出です。久慈市のヒナタ製材さんに搬出や製材を手伝って頂きました。
3.巣箱づくり教室
昨年に引き続き、中津川上流にあるイーハトーブ盛岡から搬出したスギの間伐材を活用して、東八幡平の岩手県県民の森木工工芸センターで10月31日に野鳥の巣箱づくり教室を開催しました。小鳥用とフクロウ用を2箱ずつ作成し、フクロウ用は早速現地に架設しました。
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2020-09-28 |
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〇 松尾鉱山跡地再生活動のご報告
今期の松尾植樹・育樹イベントは7月5日(日)と9月5日(土)の2回開催され、10月3日(土)には第3回目が予定されています。7月は当初4日に予定していましたが大雨で翌5日へ変更。積水メディカル18名、興林2名のほか計27名にご参加頂き(写真1)、ブナ、ウワミズザクラ、ミズナラなど133本を植栽しました。9月5日は台風10号が近づく中、霧の中で岩手北部森林管理署4名、興林2名、刈屋建設1名、加藤G(ご夫妻)ら16名が参加して実施(写真2)。植栽木の番号付けや測定、作業道の刈払い、ヤマハンノキ枝打ちなどに汗を流しました。ブナ植栽稚樹のノウサギ害は今のところ数本で済みました。作業が終わった昼頃には晴れてきて高原に秋風が吹き渡りました。
7月5日 松尾 集合写真
9月5日 松尾 集合写真
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2020-06-16 |
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今年の野外活動日程のお知らせ
総会で決定された各種の行事日程を以下に掲載します。今年はコロナの関係でスタートが7月4日となります。昨年までに参加された方には別途ご案内が参りますが、会員の皆様には是非ご参加頂けますよう、よろしくお願い致します。
○松尾鉱山跡地 育樹イベントご案内 計3回
7月4日(土)[予備日7月5日]、9月5日(土)、10月3日(土)
いずれも9:30松尾B堆積場集合(アスピーテラインの御在所スノーシェードを30m過ぎた左側の当会のぼり旗の箇所を入る)、昼に解散です。小雨決行です。各種広葉樹の植樹、ヤマハンノキ、アキグミの剪定、刈払い、既往植樹木の測定(県立大と共同)などを行います。3密を避けて集合ください。
一回目の参加申し込みは別途実施中ですが、会員外を含め個人・団体の追加申し込みを歓迎します。参加日7日前までに事務所へ申し込み願います。当日飛入り参加も可。
〇 中津川上流間伐運動会 計2回+準備日(会員のみへ連絡)
10月4日(日)、10月10日(土) 準備活動は9月19日(土)
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2020-06-16 |
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東北環境研 2020年度 通常総会 報告
当研究会の2020年度通常総会は 5月30日(土)15:00から盛岡市大通のエスポワールいわて3階特別会議室にて開催されました。正会員101名のうち本人出席12名、委任状63名で過半数となりました。岩手県では新型コロナウィルス罹病者はまだ1人も出ていない中ですが、念のため役員・議長以外は全員委任状による参加とさせて頂きました。総会は下記の式次第により、予め会員にお送りした資料に基づき滞りなく説明・質疑・報告が行われ、議案については会員からの事前の意見は無く、原案のまま承認されました。昨年に引き続き多くの活動を展開する予定です。
[総 会 次 第]
1. 開会 高橋薫副会長
2. 会長挨拶 由井正敏会長
3. 会議成立報告 木村尚史専務理事
4. 議長選出 豊川海介会員
5. 議事録署名人選任 伊達功・工藤公也理事
6. 書記指名 木村専務理事
7. 議事
7-1 審議事項
議案第1号
令和元年度に係る貸借対照表、正味財産増減計算書、財産目録等について【承認】
議案第2号
その他 なし
7-2 報告事項
その1 令和元年度事業報告について
その2 令和2年度事業計画及び収支予算について
8. 閉会 高橋薫副会長
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2020-06-16 |
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第82回 研究懇話会のご報告
3月28日(土)15:00から、滝沢市に会社のある古澤洋将氏(炎重工代表取締役)を当会事務所にお招きし、「魚類と生体群制御®の活用」と題してお話しいただきました。®印は商標登録マークで「生体群制御」と言う表現が登録されています。食糧生産分野の自動化を図るため、ロボット、センサ-などを活用した先端技術を開発する会社です。本日のメーンの話題は魚類ですが、鳥獣害の防御対策にも携わっているとのことです(古澤さんは写真のスクリーン中央下)。
網囲いの手間を省いた海上牧場を創るため、微弱な電気刺激で魚の群れを誘導して、網囲い無しで養殖する斬新な技術を開発し、いよいよ現地試験に着手する予定です。魚種や体の大きさで反応が異なり、大型魚の抵抗が大きいので効きやすい。大船渡市に生息するサルがシイタケを荒らすので、大音響の不協和音を放送したところサルが来なくなったこと、スズメにも効いたがカモメ類には現状では効いていないとのことでした。会場からは風車へのコウモリ類衝突防止のための50KHzのブレード装着笛の開発、ため池の外来魚の捕獲に活用できないか等の意見要望が出されました。炎重工の業務は当研究会の活動に密接に関係していることが分かり、今後の発展を期待致します。
(編集部コメント)魚類誘導技術は今後盛んになる洋上風力発電基地に集まって来る魚類を逆に追い払うことで、魚を取りに飛来して風車に衝突してしまう希少鳥類を守る技術に使うことが期待されます。その他余談ですが、最近のTVでセンサ感知器から20KHzの超音波を流すとイノシシやシカが逃げる様子が放送されていました。
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2020-05-19 |
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東北環境研2020年度 通常総会のご案内
日時: 令和2年 5月30日(土)15:00より
場所: エスポワールいわて 3F特別会議室
新型コロナウィルスの感染防止のため異例ではございますが、今期総会は簡略化して委任状主体で実施しますので、会員にお送りした出欠兼委任状を必ず返信いただけますようご協力をお願いいたします。出席される方には、必ずマスクの着用をお願い申し上げます。総会後の懇親会は残念ですが不開催と致します。
今年度の行事日程は正式にはその総会で決定されますが、予め日程を確保頂くために、予定されている行事日程を下記に載せておきますので、事前(1週間前まで)に参加申し込みをよろしくお願いいたします。
○ 松尾鉱山跡地 育樹イベント 計3回
7月4日(土)[予備日7月5日]、9月5日(土)、10月3日(土)
いずれも9:30現地集合です。
なお、昨年の参加者には近々別途お知らせを致します。
○ 中津川上流 間伐運動会 計2回+準備日
10月4日(日)、10月10日(土) 準備活動は9月19日(土)。
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2020-02-20 |
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第82回 研究懇話会のお知らせ
昨春の岩手日報の「ひと」欄で紹介されました古澤洋将氏(炎重工経営者:滝沢市)をお呼びして、電気的な手法による魚類の生体群制御についてお話しいただきます。微弱な電気刺激で魚の群れを誘導して、網囲い無しで養殖する斬新な技術の開発に取り組んでおられます。この技術は今後盛んになる洋上風力発電基地に集まって来る魚類を逆に追い払うことで、魚を取りに飛来して風車に衝突してしまう希少鳥類を守る技術に使えるものと期待されます。電気的な手法による海中養殖場は、洋上風車基地から離れた場所に漁礁とともに設置するのが良いと思いますが、この辺の論議をフリートーキングで行いたいと考えております。会員以外の方のご参加も歓迎いたします。
演者:炎重工(ほむらじゅうこう) 古澤洋将(ようすけ)氏
演題:「魚類と生体群制御®の活用」
開催日時:2020年3月28日(土曜日)
研究懇話会 時間:午後3時~4時30分
開催場所:滝沢市巣子:当会事務所(IGR巣子駅から徒歩3分)
当会会員以外の方は研究懇話会参加の連絡を事務所まで
お願いします。
懇親会:研究懇話会のすぐ後に同所で懇親会を開催します。
会費は1,500円です。
懇親会への参加希望者は3月23日(月)までに事務所へ
FAXかメールで連絡下さい。
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森林・環境フォーラム報告書 発刊される
2019年1月14日に当会と岩手生態学ネットワーク主催で開催された森林・環境フォーラム「生物多様性の大切さを知ろう」の全講演記録をとりまとめたカラー刷り報告書(47p)が発刊されました。希望する会員には無料でお渡しいたします。会員以外には1部500円に郵送料を足して頒布致しますので連絡ください。講演の中身は、鷲谷いづみ中央大学教授の「生物多様性を科学する―市民科学の時代―」と、当会の由井会長の「豊かな鳥類群集が木の成長量を決める」です。
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2020-01-14 |
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中津川上流間伐運動会のご報告
中津川上流のイヌワシの森で今年も森林整備活動を3回行いました。列状間伐により伐開された区域で、支障木の伐採、間伐地の刈払いやシカ防御柵、ノウサギ隠れ家の造成・補修などを行いました。当研究会の他、土地所有者である野鳥の会、岩手大学野鳥の会に山仕事くらぶの皆さんが参加しました。1回目は9月13日の準備活動で13名、2回目は本番で16名、3回目は予定日の10月12日が台風で中止のため同14日に8名で実施しました。これらの活動は、今年も『いわての森林づくり県民税』活用事業として県の助成をいただいています。
2019.9.21 2019.10.14
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2020-01-14 |
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松尾鉱山跡地再生活動のご報告
今期第二回目の松尾イベントは7月6日(土)に18名が参加して行われました。今回はヤマナラシ28本の新規移植、前回植樹の180本の苗木のチェックを行いました。
第三回目は9月7日(土)に岩手大学を含む20名が参加しヤマハンノキ、アキグミの枝打ち、前回移植したヤマナラシのチェックなどを行いました。第四回目は10月5日(土)に10名が参加し、ミズナラ大苗18本の植栽と忌避剤塗りを行いました。北部森林管理署、(株)興林東北支店、刈屋建設の皆様には毎回支援いただき感謝申し上げます。
第2回目 2019.7.6 第三回目 2019.9.7
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2020-01-14 |
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第81回 研究懇話会のご報告
当初、予定していた中国東北師範大学の楊海軍教授が急に来られなくなったので、演者・演題を下記に変更して9月11日に水産会館5階で約30名が参加して開催されました。
演者 村井宏先生(当会顧問)
演題 「北上高地風力発電開発を自然環境保全の視点から考える」
北上高地には約350haの風衝荒廃地があったが、長年にわたる修復工事で減少した。一方、北上山系開発で大規模に草地造成された場所も含めて、風力発電やソーラー事業が尾根上で行われるようになり、最近の大雨による災害を見ると問題がある。開発地の緑化は在来種では難しい場合があり、やむを得ず洋種牧草を使ってきた経緯がある。ムシロ敷にヤナギやウツギの挿し木を行うのも良い(編集部注:最近は環境省推薦の「飛来ステーション」と言う名称の被覆シートによる種子捕捉方式もある)。森林修復の際には、アオモリトドマツを残すこと、カラマツとダケカンバの列状混植などが良い。最近は伐採木のトラクター集材が多くなり問題である、などの説明をして頂きました。会場からは、イヌワシやコウモリへの影響が心配されること、異常気象対策として地域循環型(お金も電気も)の再生可能エネルギーが必要であるなどのコメントが出されました。
2019.9.11 水産会館での研究懇話会
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2020-01-14 |
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『親子で野鳥の巣箱づくり』のご報告
中津川上流にあるイヌワシの森で生産されたスギの間伐材を活用して野鳥の巣箱づくりを2回開催しました。この催しは、イヌワシの森整備事業の一環として『いわての森林づくり県民税』の助成をいただいています。8月3日(土)は滝沢砂込のネーチャーセンター(野鳥観察の森庁舎)で、9名の児童・父兄とスタッフ6名が参加し、8月10日(土)には木材工芸センター(松尾県民の森)にて計7名が参加しました。巣箱にはイヌワシ基金の焼印を打ちました。一般参加者からは「イヌワシ基金」支援カンパ代として1組500円を頂きました。お手伝い頂いた山仕事くらぶの平賀理事長には大変お世話になりました。日本野鳥の会もりおかと日本鳥類保護連盟岩手支部会との共催でした。
2019.8.3 滝沢のネーチャーセンターにて 2019.8.10 松尾の木材工芸センターにて
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2019-09-13 |
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イヌワシ基金へご寄付
この度、当研究会が開設管理しておりますイヌワシ基金に多額の寄付を頂きましたので、報告致します。
2019年9月13日に、当基金に賛同された大和電設工業株式会社、株式会社シグマックス、株式会社協和エクシオの3社様が社内募金により集められた合計158231円を寄付する旨、当会事務所にて大和電設工業取締役阿部文芳様ほかより目録を贈呈されました(写真参照)。
さらに、イヌワシ基金へ売り上げの一部が還元される盛岡市手代森の藤村農園産の果樹(モモ)につきましても大量にご購入頂きました。岩手県内のイヌワシ繁殖成績は今年も良くない状態で、餌狩場の維持供与や営巣地の保守管理が緊急に必要になっております。今回頂いた基金は早速それらの課題解決に向けて使わせて頂きます。大変ありがとうございました。
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2019-08-21 |
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東北環境研 第81回 研究懇話会
演者・演題変更のお知らせ
当初、予定しておりました中国東北師範大学の楊海軍教授が9月11日のビザが取れなくなったとのことで、演者・演題を急遽変更いたします。内容は下記の通りです。一般公開で参加費無料です。多数ご参会ください。
演者 村井宏当会顧問
演題 「北上高地風力発電開発を自然環境保全の視点から考える」
期日:2019年9月11日(水) 15:00-17:00
場所:水産会館5階(内丸県庁斜向いTel 019-623-8141) 14:30開場
[共催団体:みどりを守り育てる岩手県民会議・・森と緑の研究会 ]
連絡先 (一社)東北地域環境計画研究会 Tel 019-601-2377
メール mail@tokanken.jp
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2019-07-16 |
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『親子で野鳥の巣箱づくり』のご案内
中津川上流にあるイヌワシの森で生産されたスギの間伐材を活用して野鳥の巣箱づくりを開催します。参加できるのは、原則として小学生とその保護者ですが、大人のみも可といたします。下記の要領で行いますので、ご参加ください。
この催しは、イヌワシの森整備事業の一環として『いわての森林づくり県民税』の助成をいただいています。
記
1 日時・場所
【第1回】 令和元年 8月 3日(土) 9:00~12:00
滝沢市砂込 滝沢森林公園ネイチャーセンター
【第2回】 令和元年 8月10日(土) 9:30~12:30
八幡平市東八幡平 岩手県県民の森木工工芸センター
2 参加料金
無料。ただし「イヌワシ基金」として1組500円をお願いします。
3 材料・道具
必要と思われるものは主催者で用意します。(使い慣れた道具の持参は可)
なお、製作した巣箱は持ち帰ることができます。
4 募集人数と締め切り
各回とも10組20名。申し込み期限は7月27日(土)必着としますが、
定員になり次第締め切ります。
5 申込方法
別紙により東北地域環境計画研究会にファックスまたはメールで申し込むこと。
6 主 催
一般社団法人東北地域環境計画研究会
〒020-0611滝沢市巣子152-137
Tel:019-601-2377 Fax:019-601-2395
E-mail:mail@tokanken.jp
7 協 賛
滝沢森林公園ネイチャーセンター、岩手県県民の森、㈲マルヒ製材(久慈市)
別紙(申込書:PDF)
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2019-06-17 |
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イベント案内と報告
① 松尾鉱山跡地 育樹イベント案内 (第1回目は6月8日終了)
今期計画:7月6日(土)、9月7日(土)、10月5日(土)
いずれも9:30松尾B堆積場集合(アスピーテラインの御在所スノーシェードを30m過ぎた左側の当会のぼり旗の箇所を入る)、昼に解散です。小雨決行です。ヤマナラシの移植、ヤマハンノキ、アキグミの剪定、刈払い、既往植樹木の測定(県立大と共同)などを行います。
会員外を含め個人・団体の追加申し込みを歓迎します。参加日7日前までに事務所へ申し込み願います。当日飛入り参加も可。
② 中津川上流 間伐運動会案内 計2回+準備日
9月21日(土)、10月12日(土) 準備活動は9月14日(土)
詳しくはおって案内いたします。
第一回 松尾鉱山跡地再生活動のご報告
今期第一回目の松尾イベントは2019年6月8日(土)に52名が参加して行われました。常連の藤田グループ、興林、刈屋建設、県立大学(17名)のほか、今回は積水メディカルから22名の初参加がありました。天気予報では朝のうち雨でしたので急遽13:00開始に変更し、気温は12℃で涼しかったですが、雨もなく無事開催できました。今回はブナ80本、ウワミズザクラ100本をヤマハンノキの根元に植えました。ガスが出ていたせいかオオジシギ、ヨタカが鳴き、カッコウも歓迎してくれました。
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2019-06-17 |
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東北環境研 2019年度 通常総会 無事終了
当研究会の2019年度通常総会は 6月1日(土)15:00から盛岡市公会堂1F第15会議室にて開催されました。正会員100名のうち本人出席17名、委任状49名で過半数となりました。金澤裕臣顧問、村井宏顧問のほか賛助会員も参加されました。議長には豊川海介氏、書記に木村尚史氏、議事録署名人には及川博康氏と田山実氏を選任しました。議案第一号「平成30年度に係る貸借対照表、正味財産増減計画書、財産目録等について」、第二号議案「令和元年度及び2年度 理事及び監事の選任について」を審議承認しました。新理事・監事は全員留任となりました。その他、報告事項として、平成30年度事業、令和元年度事業計画及び収支予算が報告されました。この間、3役互選の臨時理事会を会場内で開催し、三役残留も決定されました。予算執行は順調に推移し一般社団法人化に伴う公益目的収支計画は1年早く達成されました。
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2019-04-16 |
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図書CD頒布のお知らせ
森と緑の研究所の村井宏先生(当会顧問)が編集され、17名の研究者が調査して纏められた「甦れ!ふるさとの海岸林」を当研究会から発刊致しました(自主研究制度で支援)。東日本大震災の津波で壊滅状態になった海岸林の被害実態とその後の経過、海岸林の各種被害抑止効果、植樹試験の結果などを掲載した320pに及ぶカラー版です(事務所に見本あり)。本自体は非売品ですが、本の内容・装丁とまったく同じCDファイルを一般の方に1,000円+送料で頒布いたします。CD希望者は事務所まで連絡下さい。
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2019-04-01 |
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第80回 研究懇話会 報告
2019年2月9日(土)に、巣子の当会事務所にて15:15から17時まで、二戸市在住の鹿糠久助氏から、「三葉沼のオシドリ」について、25年に亘る観察結果をご講演頂きました。オシドリはメスが強くオスは常に一歩下がってつき従う。他のメスが託卵し、最大28羽が1つの巣箱から巣立った。巣材は用いないが毛綿を卵にかぶせて食事に行く。オスは餌を運ばない。オシドリ夫婦かどうかはまだ不明であるが、オスが2羽付いて飛ぶことが多いなど、20名の参会者が興味深く聴講しました。
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2019-04-01 |
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森林・環境フォーラム 大盛況
「生物多様性の大切さを知ろう」と題した森林・環境フォーラムを2019年1月14日(月:成人の日)に当会主催でアイーナ804号室にて開催しました。聴講者は会場いっぱいの230名を数えました。本フォーラムは「みどりを守り育てる岩手県民会議」、及び「岩手生態学ネットワーク」との共催で行われました。詳しい内容はおって発刊するフォーラム報告書に記載します。
講演 1.当会会長 由井正敏氏「豊かな鳥類群集が木の成長量を決める」
会長の講演は約50年間に亘り岩手県で行ってきた調査研究の集大成で、鳥類による害虫の捕食がカラマツの成長量を2倍にする効果、及びそのことが地球温暖化の基となる炭酸ガス削減に大きく寄与していることを報告しました。
講演 2.中央大学教授 鷲谷いづみ氏「生物多様性を科学する ー市民科学の時代ー」
鷲谷先生は生物多様性の保全に関するわが国の第一人者で、元日本生態学会会長です。国内外の野生生物の調査や保護に取り組むNPOの活動実態や、データ収集と公開の手法(ネットで「いきモニ」を参照下さい)、市民が楽しみながら参加する中で社会貢献へも寄与していることなどを説明されました。
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2018-12-17 |
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森林・環境フォーラム 2019 in盛岡
ご案内
生物多様性の保全に関わる森林・環境フォーラムを下記要領にて開催しますので多数ご参集ください。鷲谷先生は生物多様性の保全に関するわが国の第一人者で、元日本生態学会会長です。由井会長の講演は約50年間に亘り岩手県で行ってきた調査研究の集大成で、鳥類による害虫の捕食が樹木成長に及ぼす効果の解析結果、及びそのことが地球温暖化の基となる炭酸ガス削減に結びつく興味深い役割を初めて報告します。
本フォーラムは「岩手生態学ネットワーク」も主催団体で、「みどりを守り育てる岩手県民会議」との共催です。
メインタイトル「生物多様性の大切さを知ろう」
開催年月日:2019年1月14日(月:成人の日)13:30-16:00
開催場所 :盛岡駅西口 アイーナ 8F 804 (13:00開場)
講演 1.当会会長 由井正敏氏
「豊かな鳥類群集が木の成長量を決める」
2.中央大学教授 鷲谷いづみ氏
「生物多様性を科学する ー市民科学の時代ー」
入場無料・事前申し込み不要
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2018-12-17 |
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第80回 研究懇話会のお知らせ
2019年2月9日(土)に、当会事務所(巣子駅前)にて15:15開始で1.5時間ほど、二戸市の鹿糠久助氏(10月15日の岩手日報に記事)から、「三葉沼のオシドリ」について、25年に亘る観察結果をご講演頂きます。日本初の詳しい報告です。
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2018-12-17 |
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今秋(2018年)のイベント終了報告
○松尾鉱山跡地 育樹イベント
9月8日には16名が参加し(写真1)、6月9日に植えたヤマナラシ(挿し木50本、根吹苗48本)の測樹とハンノキ類の剪定を主に行いました。挿し木苗は前回ニュースのとおり成績が悪く生存は1本のみでした。10月6日には14名が参加し(写真2)、生存するヤマナラシへの忌避剤塗布を行いました。根吹苗(根を掘り出して移植したもの)の大苗は生存していましたが、小苗は落葉しているものが多い状況でした。来春にならないと生死は不明です。その他、ハンノキ類、アキグミの剪定刈払い、既往植樹木の測定や実生苗のコドラート調査(県立大と共同)を行いました。
写真1 2018.9.8 松尾 写真2 2018.10.6 松尾
○野鳥保護区イーハトーブ盛岡 猛禽類保護のための間伐運動会
当初、準備活動として予定していた9月22日(土)は雨天中止となり、9月29日(土)から、今年の活動を開始しました。この日は、当会と野鳥の会もりおかを中心に18名が参加し(写真3)、昨秋新設したノウサギ隠れ家の利用状況(ノウサギフン数個が入り口周囲で確認された)や伐開区でのシカ等のフン調査(シカ、カモシカフン多数確認)、シカ柵1基の建設、階段設置などを行いました(写真4)。山仕事くらぶの皆様には、下刈り、木杭の製作などを手伝って頂きました。
メインイベント1回目の10月8日(月;体育の日)には16名が参加し(写真5)、伐開区の下刈り、林内の枝打ち、シカ柵1基の建設、及び注意喚起の看板立てなどを行いました。2回目の10月13日(土)には、野鳥の会本部から田尻氏も参集し総数17名(写真6)、シカ柵1基追加、ノウサギ隠れ家の改修、下刈り、枝打ちなど盛り沢山の仕事をやり遂げました。作業中、クマ、シカ、カモシカ、クマタカ各1頭に遭遇しました。
シカ柵の設置は、今後シカがますます増加して、イヌワシの餌であるノウサギの食べる草木を食い尽してしまうのを防ぐためです。その効果検証のために、11月3日にセンサーカメラを4ヶ所にセットし、12月2日に5名で点検した結果、カメラにはツキノワグマの親子連れ3頭(写真7)、シカが一度に5頭(写真8)のほかカモシカも2頭写っており、特別保護地区であることを実感しました。シカは高さ40cmの鉄条網の下をかいくぐっているので、来年はさらに縦横に柵を補強する必要があります。なお、センサーカメラは当会賛助会員の日林協東北事務所のご好意で借用しました。
写真3 2018.9.29 間伐運動会の準備 写真4 2018.9.29シカ柵第一号建設
写真5
2018.10.8
1回目メイン間伐運動会
写真6
2018.10.13
2回目メイン間伐運動会
写真7 シカ柵の前で戯れる
ツキノワグマの家族
2018.11.15
写真8 シカ柵をくぐって来た
シカ家族5頭 2018.11.19
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2018-06-19 |
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平成30年度第一回目の松尾鉱山跡地 育樹イベントの報告
今期第一回目の松尾鉱山イベントは、6月9日(土)の9:30-12:15の間実施され、県立大学生22名を含め39名が参加してさわやかな青空の下、当日に現地で採取したヤマナラシ100本(挿し木50本、根吹苗50本)の植樹、防獣柵や忌避材の効果確認調査、植樹木の測定などを行いました。
松尾イベント集合写真 2018.6.9
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2018-06-19 |
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平成30年度定期総会が無事終了
東北環境研の平成30年度定期総会は去る5月26日(土)にエスポワールいわて1階小会議室で開催され、議案が原案通り承認されました。総会資料は事前に会員各位には送付済みです。本総会には賛助会員5団体のほか、金沢裕臣・村井宏両顧問にも参加頂きました。
1.開会(進行:西岡祐介理事。開会宣言:高橋薫副会長。)
2.会長挨拶 : 由井正敏。
3.会議成立報告:正会員107名中、本人出席16名、委任状57名。
4.議長選出:豊川海介会員。
5.議事録署名人選任:田山 実氏・及川博康氏。
6.書記指名:木村尚史氏。
7.議事
7-1 審議事項
議案第1号 平成29年度に係る貸借対照表、正味財産増減計算書、財産目録等について
7-2 報告事項
その1 平成29年度事業報告について
その2 平成30年度事業計画及び収支予算について。
総会(2018.5.26 )写真
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2018-05-29 |
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東北環境研 平成30年度
松尾鉱山跡地 育樹イベントのお知らせ
日程 6月9日(土)、7月7日(土)
9月8日(土)、10月6日(土)
いずれの日も9:30松尾B堆積場集合(アスピーテラインの御在所スノーシェードを30m過ぎた左側の当会のぼり旗の箇所から入り、車で林道を600m登る)、昼に解散です。小雨決行です。ヤマナラシの移植、ヤマハンノキ、アキグミの剪定、刈払い、植樹木の測定などを行います。トイレは入り口のバス停にございます。
すでに団体の参加申し込みは実施済みですが、個人(会員外を含む)の追加申し込みを歓迎します。参加日の7日前までにFAX(019-601-2395)、mail(mail@tokanken.jp)で申し込み願いますが、当日参加でもOKです。
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2018-05-10 |
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東北環境研 平成30年度 通常総会のご案内
日時:平成30年5月26日(土)15:30より
場所: エスポワールいわて 1F小会議室
おって、総会資料、出欠兼委任状用はがき、懇親会参加連絡表等をお送りいたしますので、皆様のご参加をお願いいたします。懇親会は総会終了後、同じエスポワールいわての3F(岩手の間)で開催します。
今年度の行事日程は正式にはその総会で決定されますが、予め日程を確保頂くために、予定されている行事日程を下記に載せておきますのでよろしくお願いいたします。
〇 松尾鉱山跡地 育樹イベント
6月9日(土)、7月7日(土)、9月8日(土)、10月6日(土)
〇 中津川上流の間伐運動会
8月下旬~9月の土曜日2回準備活動、及び10月8日(月)、10月13日(土)
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2018-05-10 |
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第79回 研究懇話会の報告
第79回研究懇話会は講師に照井隆一氏(当会会員)をお招きし、平成30年3月16日(金)15:30~17:00の間、岩手県公会堂1階15号室で開催されました。
演題は「適地適木 ― 松尾鉱山跡地の森林造成を考える ー」で、今後の松尾鉱山跡地の植栽樹種について講師のこれまでの現地調査や各地の実証調査結果を踏まえてご講演頂きました。懇話会には松尾鉱山跡地再生の森協議会で植樹・育樹活動を実践している関係者を中心に20名を越える参加者のもと、熱心な検討が行われました。以下にその概要をまとめました。[ ]内は編集担当理事の追記コメントです。
1947年と1976年の林相を比較すると、上部の高木林が疎開しチシマザサの侵入が著しいが、これらは鉱山事業の影響の他、本地域の厳しい気象環境や閉山後の浸透水防止工(強酸性水の流出防止のため表層土壌を転圧した)によるものである。松尾植栽地の最大標高1100mの温量指数は45°であり、アオモリトドマツ、ダケカンバ、コメツガ、トウヒが適木であるが、大量の苗木供給は難しい[地球温暖化が進むと松尾植栽地の温量指数は大きくなってしまう]。その点、ブナ、ミズナラは温量指数55~85°の間に分布し、松尾でも標高の低い方では候補木となる[地球温暖化が進めばより適木になる可能性があるが、ミズナラはナラ枯病に要注意]。多様な種類を植えて自然の推移に任せるより、将来の条件を見据えて候補適木のみ植える方が良いと考える[宮城蔵王の馬の神岳にある天然カラマツも候補であるが、育種センターによる苗木の育成がまだ十分な量ではないとのこと]。
厳しい気象条件、硬い土壌などを勘案すれば、松尾の高標高に適する樹木の候補として、劣悪な自然条件でも純林を形成できる(北方林業叢書 43 造林樹種の特性 参照)アカエゾマツを推奨したい。特に湿原状の場所に使える。アカエゾマツは早池峰山の蛇紋岩地帯にも自生している。北海道種苗協会が1本200-250円で販売中[北海道産に疑念を抱く人もいたが、一方、遺伝的汚染の心配は無いと考える研究者もいた]。コンテナ苗の活着が良いが、被圧に弱い。最初は小面積で試植し、結果を見ながら次第に拡大してゆくのがよい。
照井氏の講演のあと、由井会長がヤマナラシも候補木にすることを提案した。アカエゾマツは土壌を酸性化する可能性がある(森林総研所報1999 高橋ら)が、酸性雨を受けた樹幹流をアルカリ側に戻すのに最も効果のあるヤマナラシ(日林東北支誌1992 野呂・佐々)は松尾の強酸性水防止に有効と考える。ヤマナラシは現地に自生しており、平成22年の植樹成績も良好で、さらに根吹苗や挿し木も活用できるので、今期から実験を行う予定。
会場からは水平根の木(ヤマナラシ、アカエゾマツ含む)を選ぶこと、森林育成による雨水の蒸発散効果も重要なこと、深さ50cm以下は掘らないなどの意見や提案が出された。
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2018-02-19 |
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第79回 研究懇話会のご案内
講師 照井隆一氏(当会会員)
演題「適地適木 ― 松尾鉱山跡地の森林造成を考える ー」
開催日 平成30年3月16日(金)15:30~17:00
場 所 岩手県公会堂1階 15号室
入場無料・予約不要
森林土壌の専門家で岩手県の林業研究機関の役職を歴任された照井隆一さんに、松尾鉱山跡地における今後の植栽木の選定や森林造成の考え方をご講演頂きます。1昨年(2016年12月17日)の当会主催の研究フォーラム(松尾鉱山跡地の緑化活動)では同氏に「松尾鉱山跡地における酸性土壌の分布」をご講演頂きましたが、今回は当地における植栽木の成長状態をもとに、具体的な処方箋を示して頂きます。
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2018-02-19 |
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第78回 研究懇話会の報告
第78回研究懇話会は講師に遠藤公男先生をお迎えし、平成30年1月14日(日)14:00~16:00の間、エスポワールいわて1階小会議室で開催されました。一般公開のため野鳥の会や市民の方、当会会員など約70名が参集し、立ち見客も出る盛況でした。
演題は「最後の秘境から ―オオカミ・コウモリ・ワシなどなどー」で、岩手県におけるコウモリ研究の開祖であり、イヌワシ営巣地の第一発見者である遠藤公男先生に、半生を振り返って岩手の大自然について、興味深い調査結果を面白おかしく話して頂きました。
遠藤先生が岩手県内で発見したコウモリはモリアブラコウモリ、クロホオヒゲコウモリ、及びコヤマコウモリの3種で、いずれも国際的に未登録の新種でした。北海道でも4種の哺乳類を発見しました。安家松が沢でコキクガシラコウモリの大繁殖洞を発見し、周辺のブナ林を伐採から守ったこと(御著:原生林のコウモリ参照)。船越半島ではオジロワシの巣(繁殖成功は未確認)があったと地元の七兵衛さんが言っていたこと。岩泉町大川ではノウサギを巣穴に運び込むイヌワシを見つけたのが、岩手県初の巣の発見に繋がったこと。
岩手県にはまだ豊かな自然が残っていて最後の秘境であるが、海も山も川も大病に掛かっていて危ない。アル・ゴア著「不都合な真実 PART2」の地球温暖化問題を紹介しながら、ソーラーはOK、風力発電はイヌワシやコウモリが当たるので改良すべき、原発は不可とのことでした。
会場からの、ツグミは日本海を渡るのかと言う質問に「日本海中央部の大和堆で漁をしていた船の漁師が夜間に鳴いて飛ぶツグミの声を聞いた」とのこと。早池峰山にライチョウはいたかと言う質問には「江戸時代にもかなり調査したがいなかったし、もしいれば殿様に必ず献上されるはずなのに、そうした記録はないのでいなかった」とのことでした。
なお、もうすぐ遠藤公男著「オオカミ物語」(山と渓谷社)が発刊されます。
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2017-12-11 |
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新年の研究懇話会のご案内
講師 遠藤公男先生
演題「最後の秘境から ―オオカミ・コウモリ・ワシなどなどー」
開催日 平成30年1月14日(日)14:00~16:10
場 所 エスポワールいわて(中央通1-1-38)1階小会議室
入場無料・予約不要
岩手県におけるコウモリ研究の開祖であり、イヌワシ営巣地の第一発見者である遠藤公男先生に、半生を振り返って岩手の大自然について、興味深いお話をして頂きます。カワウソ、トキ、コウノトリ、ツルなども登場します。
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2017-12-11 |
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森林・環境フォーラム終了報告
森林・環境フォーラムin いわて2017 「森林・林業再生の未来構想― PARTⅠ 北東北の森林・林業再生と県民参加 ―」は、平成29年11月26日(日)13:30から16:30の間、盛岡市中央通りのエスポワールいわてで開催され、78名の聴講者が参加し、熱心に討議が行われました。本フォーラムの主催はみどりを守り育てる岩手県民会議で、当研究会は共催団体として、実行委員長(当
会会長)、パネラー、チラシ作りなどを分担しました。
はじめに、問題提起講演が岡田秀二県民会議会長(富士大学学長)から行われ、その後パネルディスカッションに入り、コーディネーターを岡田秀二氏が務め、パネリストとして森林総研 東北支所主任研究員大塚生美氏、二和木材代表取締役小笠原清貴氏、西和賀町林業振興課長根岸由佳氏、自然世塾塾長浅沼晟吾氏(当会理事)の順に報告が行われました。また、当会佐賀理事が間伐運動会についてコメントしました。
最近、木材の国内自給率が35%まで増加したのは北東北林業が牽引した功績が大きいが、木材供給は戦国時代に入っており、さらに岩手の経営計画策定率は30%、再造林率も30%で課題があること、資源は充実中であり木材の価値のみでなく森林の多面的な付加価値を共有すべきこと、山村に後継者と仕事を作るのが最も大切であることなどが論議されました。会場からは「イヌワシ材」のネーミングで岩手産の木材を売ったらとの提案も出ました。
今回はPART1であり、今後5回に亘り北東北の地域林業振興と森林環境の維持保全のための討議を進め、県の林業計画や環境基本計画へ政策提言を行うことを確認しました。本フォーラムの全体報告書は年度内に発刊する予定です。
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2017-12-11 |
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H29年夏季秋季の各種イベント終了のご報告
〇 松尾鉱山跡地育樹イベント
6月3日の第1回(既報)に引き続き以下の3回のイベントを、様々の方々に参加いただき実施致しました。
第2回7月1日(土)
18名が参加しミズナラ48本の
植栽やコドラート調査などを実施。
岩手大学、県立大学の学生、教師も
参加。
第3回9月2日(土)
17名が参加しミズナラ12本の植栽やコドラート調査を行った他、18mx18mの網囲いを設置し、獣害防除実験のためミズナラ16本を植え込んだ。
午後は松尾鉱山跡地再生の森協議会の5団体と岩手北部森林管理署の方々が集合し、各団体が植栽した区画を見学し、今後の管理方法や植樹、育樹の方向を検討した。
第4回10月1日(日)
岩手県立大学学生15名、岩手大学学生2名のほか各団体の合計34名が参加し秋晴れの下、ヤマハンノキ、アキグミの剪定、今年の植栽木の測定と忌避剤塗り、コドラート調査、ハリエンジュの根絶作業などに取り組んだ。
〇 中津川上流の間伐運動会
イヌワシの餌狩場作りと多様な餌動物の棲む森林維持のため、岩手県の森林造り県民税を頂いて、イーハトーブ盛岡保全協議会の行事を主催団体の1つとして企画し、数回のイベントを延べ73名が参加して実施しました。
8月25,26日,9月9日の準備行動を経て、以下の2回のメインイベントを開催しました。
第1回目10月9日(月)
山仕事倶楽部の3名を含む20名が参加し、作業道用の階段造り、2年前に等高線沿いに伐採した餌狩場の刈払い、丸太の皮はぎなどに取り組んだ。
第2回目10月14日(土)
野鳥の会本部の2名、同支部の4名、岩手大学野鳥の会の7名など24名が参加し、餌狩場の刈払い、しゅらの設置と丸太流し作業、ノウサギの隠れ家造り、高所枝切り作業などに精を出しました。夕方には開運橋の坊ちゃんで懇親会を開き、交流を深めました。
作業後の集合写真 人気のしゅら流し ノウサギの隠れ家造り 高所の枝打ち作業
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2017-11-13 |
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森林・環境フォーラム in いわて 2017
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2017-06-30 |
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平成29年第一回目の松尾鉱山跡地育樹イベント終了
今期一回目の松尾鉱山イベントは、6月3日(土)9:30-12:00の間、県立大学生を含め15名が参加して実施され、ミズナラ72本、コメツガ7本の植栽などを行いました。次回は7月1日(土)9:30からです。その後は9月2日(土)、10月1日(日)に実施しますので、ふるってご参加ください。
平成29年6月3日の松尾育樹イベント写真
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2017-06-30 |
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平成29年度定期総会が無事終了
東北環境研の平成29年度定期総会は去る5月27日(土)に農林会館7階第一会議室で開催され、無事終了致しましたので報告致します。総会資料は事前に会員各位には送付済みです。全案件について修正も無く承認されました。
1.開会
2.会長挨拶 : 由井正敏
3.会議成立報告 :正会員109名中、本人出席20名、委任状59名。
4.議長選出 :久慈 敏氏
5.議事録署名人選任:小原邦彦氏・田山 実氏
6.書記指名 :伊達 功氏
7.議事
7-1 審議事項
議案第1号
平成28年度に係る貸借対照表、正味財産増減計算書、財産目録等について
議案第2号
平成29年度及び30年度の理事及び監事の選任について(全員残留)
7-2 報告事項
その1 平成28年度事業報告について
その2 平成29年度事業計画及び収支予算について
H29年5月27日の総会写真
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