平成21年9月12日

間伐運動会in川井よこくらさわ2009(平成21年9月12日)

9月12日(土)に行われた「間伐運動会in川井よこくらさわ2009」の
様子をお知らせいたします。

参加者集合

・50名の参加者のみなさん

・8齢級のカラマツ

カラマツ

・閉伊川源流域
岩手県川井村鈴久名地内
横倉沢国有林198林班
8齢級カラマツ人工林

私たちは、間伐適齢期を迎えたカラマツを列状に間伐して広葉樹の混ざる針広混合林に誘導することや、水源部の保全、生物多様性の森林づくりを目的として間伐活動を行っています。

ササの除去

・ササ刈

通常は機械刈ですが、本日は剪定ハサミでササ刈りを行っています。縦8メートル、横30メートルを刈り取り、その範囲内の4列のカラマツを等高線方向に伐採します。


・伐採

8列残してまた4列伐採する4伐8残を繰り返し143本を間伐しました。

・ノコギリ

細いカラマツをノコギリで伐採。

・マツヤニ

伐採直後に透明なヤニが出てきました。



・野ウサギの隠れ家

間伐して玉切りしたカラマツを積み上げて、ノウサギなどの小動物が利用する隠れ家を作りました。


・カモシカの糞

昨年伐採した場所にあったカモシカの糞
伐採して開けた場所にありました。

カモシカの糞の隣にあったノウサギの糞

・ハコネサンショウウオ

伐採地で見つけたハコネサンショウウオ

・キノコ

キノコも出現しています。

・ウダイカンバ

ウダイカンバの幼樹を見つけました。

・水平方向列状間伐

等高線方向(水平方向)列状間伐です。

イヌワシなどの猛禽類は等高線方向に飛翔していますので餌刈場を意識した間伐です。

・谷方向列状間伐

谷方向の列状間伐です。
イヌワシなどが獲物を捕まえた後で飛び立ちやすい間伐です。