平成20年7月5日

通算10回目になった松尾鉱山跡地「森の再生活動」(平成20年7月5日)

去る7月5日、今夏の植栽活動が28グループ、144人の参加のもと、つつがなく終了しました。 
早いもので、平成14年に東環研の発足10周年記念「松尾鉱山跡地・森の再生活動」と銘打って始めてから今回で10回目になりました。当初の取り組みはアスピーテライン脇の「残土処理場」と言われた場所でした。
その後 「B堆積場」と呼ぶ岩手山も姫神山も眼前に広がる眺望絶佳の広いフィールドに移り、多くの市民とともに活動してきました。また年を追って、松尾方式と呼ぶ「自家育苗・先駆郷土種・稚苗密植・坪植え・防風垣・・・」といった適地適作の技術も育って参りました。 
こうして取り組んできた結果、さしものB堆積場一面に広がる平坦部のほとんどは、植樹した小さな森で埋め尽くされるに至りました。今後の活動をどのように展開するかは、検討課題です。 
今回の特徴は、26人もの職員が参加した森林管理署と初参加の高弥建設10人の皆さんが、防風垣の杭打ちや
横板打ちつけに掛矢や電動ドライバー、その横板のチェンソー裁断には自然公園財団と県民の森の皆さんが、具持参で積極的にご支援いただきました。おかげで植栽作業もスムーズに進んだし、この先いわゆるCSR(企業の社会責任)活動の気運も高まりを見せている折から、新たな参加動向の高まる気配を感じさせるひと幕でもありました。

(森の再生委員会 高橋 秀洋)