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2018-12-17  

森林・環境フォーラム 2019 in盛岡

ご案内

生物多様性の保全に関わる森林・環境フォーラムを下記要領にて開催しますので多数ご参集ください。鷲谷先生は生物多様性の保全に関するわが国の第一人者で、元日本生態学会会長です。由井会長の講演は約50年間に亘り岩手県で行ってきた調査研究の集大成で、鳥類による害虫の捕食が樹木成長に及ぼす効果の解析結果、及びそのことが地球温暖化の基となる炭酸ガス削減に結びつく興味深い役割を初めて報告します。

 本フォーラムは「岩手生態学ネットワーク」も主催団体で、「みどりを守り育てる岩手県民会議」との共催です。

メインタイトル「生物多様性の大切さを知ろう」

開催年月日:2019年1月14日(月:成人の日)13:30-16:00

開催場所 :盛岡駅西口 アイーナ 8F 804 (13:00開場)

講演 1.当会会長   由井正敏氏 

「豊かな鳥類群集が木の成長量を決める」

   2.中央大学教授 鷲谷いづみ氏

「生物多様性を科学する ー市民科学の時代ー」

入場無料・事前申し込み不要

 

 

2018-12-17  

第80回 研究懇話会のお知らせ

2019年2月9日(土)に、当会事務所(巣子駅前)にて15:15開始で1.5時間ほど、二戸市の鹿糠久助氏(10月15日の岩手日報に記事)から、「三葉沼のオシドリ」について、25年に亘る観察結果をご講演頂きます。日本初の詳しい報告です。

 

2018-12-17  

今秋(2018年)のイベント終了報告

○松尾鉱山跡地 育樹イベント

9月8日には16名が参加し(写真1)、6月9日に植えたヤマナラシ(挿し木50本、根吹苗48本)の測樹とハンノキ類の剪定を主に行いました。挿し木苗は前回ニュースのとおり成績が悪く生存は1本のみでした。10月6日には14名が参加し(写真2)、生存するヤマナラシへの忌避剤塗布を行いました。根吹苗(根を掘り出して移植したもの)の大苗は生存していましたが、小苗は落葉しているものが多い状況でした。来春にならないと生死は不明です。その他、ハンノキ類、アキグミの剪定刈払い、既往植樹木の測定や実生苗のコドラート調査(県立大と共同)を行いました。

  

  写真1 2018.9.8 松尾    写真2 2018.10.6 松尾

 

○野鳥保護区イーハトーブ盛岡 猛禽類保護のための間伐運動会

当初、準備活動として予定していた9月22日(土)は雨天中止となり、9月29日(土)から、今年の活動を開始しました。この日は、当会と野鳥の会もりおかを中心に18名が参加し(写真3)、昨秋新設したノウサギ隠れ家の利用状況(ノウサギフン数個が入り口周囲で確認された)や伐開区でのシカ等のフン調査(シカ、カモシカフン多数確認)、シカ柵1基の建設、階段設置などを行いました(写真4)。山仕事くらぶの皆様には、下刈り、木杭の製作などを手伝って頂きました。

メインイベント1回目の10月8日(月;体育の日)には16名が参加し(写真5)、伐開区の下刈り、林内の枝打ち、シカ柵1基の建設、及び注意喚起の看板立てなどを行いました。2回目の10月13日(土)には、野鳥の会本部から田尻氏も参集し総数17名(写真6)、シカ柵1基追加、ノウサギ隠れ家の改修、下刈り、枝打ちなど盛り沢山の仕事をやり遂げました。作業中、クマ、シカ、カモシカ、クマタカ各1頭に遭遇しました。

シカ柵の設置は、今後シカがますます増加して、イヌワシの餌であるノウサギの食べる草木を食い尽してしまうのを防ぐためです。その効果検証のために、11月3日にセンサーカメラを4ヶ所にセットし、12月2日に5名で点検した結果、カメラにはツキノワグマの親子連れ3頭(写真7)、シカが一度に5頭(写真8)のほかカモシカも2頭写っており、特別保護地区であることを実感しました。シカは高さ40cmの鉄条網の下をかいくぐっているので、来年はさらに縦横に柵を補強する必要があります。なお、センサーカメラは当会賛助会員の日林協東北事務所のご好意で借用しました。

  

写真3 2018.9.29  間伐運動会の準備  写真4 2018.9.29シカ柵第一号建設

 

写真5

   2018.10.8

   1回目メイン間伐運動会

 

 

 

 

 

 

 

写真6   

 2018.10.13

2回目メイン間伐運動会

 

 

 

 

 

 

 

写真7 シカ柵の前で戯れる

ツキノワグマの家族

2018.11.15

 

 

 

 

 

 

 

写真8 シカ柵をくぐって来た

シカ家族5頭 2018.11.19

 

 

 

 

 

 

 

2018-06-19  

平成30年度第一回目の松尾鉱山跡地 育樹イベントの報告 

今期第一回目の松尾鉱山イベントは、6月9日(土)の9:30-12:15の間実施され、県立大学生22名を含め39名が参加してさわやかな青空の下、当日に現地で採取したヤマナラシ100本(挿し木50本、根吹苗50本)の植樹、防獣柵や忌避材の効果確認調査、植樹木の測定などを行いました。

松尾イベント集合写真 2018.6.9

 

 

 

2018-06-19  

        平成30年度定期総会が無事終了

東北環境研の平成30年度定期総会は去る5月26日(土)にエスポワールいわて1階小会議室で開催され、議案が原案通り承認されました。総会資料は事前に会員各位には送付済みです。本総会には賛助会員5団体のほか、金沢裕臣・村井宏両顧問にも参加頂きました。

1.開会(進行:西岡祐介理事。開会宣言:高橋薫副会長。)
2.会長挨拶 : 由井正敏。
3.会議成立報告:正会員107名中、本人出席16名、委任状57名。  
4.議長選出:豊川海介会員。
5.議事録署名人選任:田山 実氏・及川博康氏。 
6.書記指名:木村尚史氏。
7.議事
 7-1 審議事項
  議案第1号 平成29年度に係る貸借対照表、正味財産増減計算書、財産目録等について
 7-2 報告事項
  その1   平成29年度事業報告について
  その2    平成30年度事業計画及び収支予算について。

総会(2018.5.26 )写真

2018-05-29  

東北環境研 平成30年度 
松尾鉱山跡地 育樹イベントのお知らせ  

日程 6月9日(土)、7月7日(土)
   9月8日(土)、10月6日(土)

いずれの日も9:30松尾B堆積場集合(アスピーテラインの御在所スノーシェードを30m過ぎた左側の当会のぼり旗の箇所から入り、車で林道を600m登る)、昼に解散です。小雨決行です。ヤマナラシの移植、ヤマハンノキ、アキグミの剪定、刈払い、植樹木の測定などを行います。トイレは入り口のバス停にございます。
 すでに団体の参加申し込みは実施済みですが、個人(会員外を含む)の追加申し込みを歓迎します。参加日の7日前までにFAX(019-601-2395)、mail(mail@tokanken.jp)で申し込み願いますが、当日参加でもOKです。
   

 

2018-05-10  

東北環境研 平成30年度 通常総会のご案内

 日時:平成30年5月26日(土)15:30より
 場所: エスポワールいわて 1F小会議室

おって、総会資料、出欠兼委任状用はがき、懇親会参加連絡表等をお送りいたしますので、皆様のご参加をお願いいたします。懇親会は総会終了後、同じエスポワールいわての3F(岩手の間)で開催します。
今年度の行事日程は正式にはその総会で決定されますが、予め日程を確保頂くために、予定されている行事日程を下記に載せておきますのでよろしくお願いいたします。

 〇 松尾鉱山跡地 育樹イベント  
   6月9日(土)、7月7日(土)、9月8日(土)、10月6日(土)
 〇 中津川上流の間伐運動会 
   8月下旬~9月の土曜日2回準備活動、及び10月8日(月)、10月13日(土)

2018-05-10  

第79回 研究懇話会の報告

第79回研究懇話会は講師に照井隆一氏(当会会員)をお招きし、平成30年3月16日(金)15:30~17:00の間、岩手県公会堂1階15号室で開催されました。
演題は「適地適木 ― 松尾鉱山跡地の森林造成を考える ー」で、今後の松尾鉱山跡地の植栽樹種について講師のこれまでの現地調査や各地の実証調査結果を踏まえてご講演頂きました。懇話会には松尾鉱山跡地再生の森協議会で植樹・育樹活動を実践している関係者を中心に20名を越える参加者のもと、熱心な検討が行われました。以下にその概要をまとめました。[ ]内は編集担当理事の追記コメントです。
1947年と1976年の林相を比較すると、上部の高木林が疎開しチシマザサの侵入が著しいが、これらは鉱山事業の影響の他、本地域の厳しい気象環境や閉山後の浸透水防止工(強酸性水の流出防止のため表層土壌を転圧した)によるものである。松尾植栽地の最大標高1100mの温量指数は45°であり、アオモリトドマツ、ダケカンバ、コメツガ、トウヒが適木であるが、大量の苗木供給は難しい[地球温暖化が進むと松尾植栽地の温量指数は大きくなってしまう]。その点、ブナ、ミズナラは温量指数55~85°の間に分布し、松尾でも標高の低い方では候補木となる[地球温暖化が進めばより適木になる可能性があるが、ミズナラはナラ枯病に要注意]。多様な種類を植えて自然の推移に任せるより、将来の条件を見据えて候補適木のみ植える方が良いと考える[宮城蔵王の馬の神岳にある天然カラマツも候補であるが、育種センターによる苗木の育成がまだ十分な量ではないとのこと]。

厳しい気象条件、硬い土壌などを勘案すれば、松尾の高標高に適する樹木の候補として、劣悪な自然条件でも純林を形成できる(北方林業叢書 43 造林樹種の特性 参照)アカエゾマツを推奨したい。特に湿原状の場所に使える。アカエゾマツは早池峰山の蛇紋岩地帯にも自生している。北海道種苗協会が1本200-250円で販売中[北海道産に疑念を抱く人もいたが、一方、遺伝的汚染の心配は無いと考える研究者もいた]。コンテナ苗の活着が良いが、被圧に弱い。最初は小面積で試植し、結果を見ながら次第に拡大してゆくのがよい。
照井氏の講演のあと、由井会長がヤマナラシも候補木にすることを提案した。アカエゾマツは土壌を酸性化する可能性がある(森林総研所報1999 高橋ら)が、酸性雨を受けた樹幹流をアルカリ側に戻すのに最も効果のあるヤマナラシ(日林東北支誌1992 野呂・佐々)は松尾の強酸性水防止に有効と考える。ヤマナラシは現地に自生しており、平成22年の植樹成績も良好で、さらに根吹苗や挿し木も活用できるので、今期から実験を行う予定。
会場からは水平根の木(ヤマナラシ、アカエゾマツ含む)を選ぶこと、森林育成による雨水の蒸発散効果も重要なこと、深さ50cm以下は掘らないなどの意見や提案が出された。

2018-02-19  

第79回 研究懇話会のご案内

講師  照井隆一氏(当会会員)  
演題「適地適木 ― 松尾鉱山跡地の森林造成を考える ー」
開催日 平成30年3月16日(金)15:30~17:00
場 所 岩手県公会堂1階 15号室
        入場無料・予約不要

 森林土壌の専門家で岩手県の林業研究機関の役職を歴任された照井隆一さんに、松尾鉱山跡地における今後の植栽木の選定や森林造成の考え方をご講演頂きます。1昨年(2016年12月17日)の当会主催の研究フォーラム(松尾鉱山跡地の緑化活動)では同氏に「松尾鉱山跡地における酸性土壌の分布」をご講演頂きましたが、今回は当地における植栽木の成長状態をもとに、具体的な処方箋を示して頂きます。

2018-02-19  

第78回 研究懇話会の報告

第78回研究懇話会は講師に遠藤公男先生をお迎えし、平成30年1月14日(日)14:00~16:00の間、エスポワールいわて1階小会議室で開催されました。一般公開のため野鳥の会や市民の方、当会会員など約70名が参集し、立ち見客も出る盛況でした。
演題は「最後の秘境から ―オオカミ・コウモリ・ワシなどなどー」で、岩手県におけるコウモリ研究の開祖であり、イヌワシ営巣地の第一発見者である遠藤公男先生に、半生を振り返って岩手の大自然について、興味深い調査結果を面白おかしく話して頂きました。

遠藤先生が岩手県内で発見したコウモリはモリアブラコウモリ、クロホオヒゲコウモリ、及びコヤマコウモリの3種で、いずれも国際的に未登録の新種でした。北海道でも4種の哺乳類を発見しました。安家松が沢でコキクガシラコウモリの大繁殖洞を発見し、周辺のブナ林を伐採から守ったこと(御著:原生林のコウモリ参照)。船越半島ではオジロワシの巣(繁殖成功は未確認)があったと地元の七兵衛さんが言っていたこと。岩泉町大川ではノウサギを巣穴に運び込むイヌワシを見つけたのが、岩手県初の巣の発見に繋がったこと。
岩手県にはまだ豊かな自然が残っていて最後の秘境であるが、海も山も川も大病に掛かっていて危ない。アル・ゴア著「不都合な真実 PART2」の地球温暖化問題を紹介しながら、ソーラーはOK、風力発電はイヌワシやコウモリが当たるので改良すべき、原発は不可とのことでした。
会場からの、ツグミは日本海を渡るのかと言う質問に「日本海中央部の大和堆で漁をしていた船の漁師が夜間に鳴いて飛ぶツグミの声を聞いた」とのこと。早池峰山にライチョウはいたかと言う質問には「江戸時代にもかなり調査したがいなかったし、もしいれば殿様に必ず献上されるはずなのに、そうした記録はないのでいなかった」とのことでした。 
なお、もうすぐ遠藤公男著「オオカミ物語」(山と渓谷社)が発刊されます。

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